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夜行寝台列車

<div>私が高校2年の頃可愛く清楚な感じの同級生がいた。私は当時からヤンチャで周りから煙たがられていたが女性には持てていた方である。ある日学校の下の溜まり場というかお菓子屋に女性3人が喋っていた。その中に私が少し恋枯れていたAHという子が私を見るなり恥ずかしそうにしていたのを一緒にいた2人の女子生徒が私に気がある様なことを喋っていたので私はすぐさま付き合おうか?と言ったらOKが出た。
嬉しかった!その子の写真を貰って何時も大事に携帯していたその頃から流行っていた飲む薬オブタリドンにベンザリンを私は良く愛飲していた。
初めてのKISSは彼女の家の近くの公園でした最初は引かれたがそのうち慣れて処女を奪った時の初めは痛がって入らなかったが2回目も入らなかったやっとの念願の3回目はすんなり入った。ひれからというのものは地元のHOTELを全て制覇した感じで毎日毎日青春をしていた。
そして正月の元旦に2人して駆け落ちをした赤羽の駅前で何処行こうか?と2人して相談した所北海道の雪が見たい!と彼女は言い出した私たちは赤羽駅から青森駅の夜行寝台列車に乗り途中駅員が切符を切りに来た時便所へ隠れ所謂キセルで北海道に行こうと若さゆえの考えであった。
青森の駅まで夜の夜景を見ながら途中雪が降り始めようやく青森駅に着いた。それから人に道を訪ねながら函館連絡船に乗った函館迄2時間位掛かったろうか?何とか北海道迄辿り着いたが札幌まで探し探しやっと札幌の時計台の下で雪合戦みたいなガキの真似っこみたいなことをして途中味噌バタ-ラ-メンを食したらとても美味で2人して感動したのを覚えている。札幌の近くのHOTELで幾日か過ごした彼女は私に告白をした泣きながらである私は一瞬驚いたが何かというと女性ホルモンが足りなくオッパイが無いのである全くのべったんこで何れシリコンを入れるようなことを話していた。私は彼女が好きだったので全く気にしていなかった私は当時チック症があるのを告白した。チックというのは目をパチパチといった感じの病気というか環境の変化またストレスなどで起こるものである。お互いに秘密を打ち明けるという子供の約束事のような感じである。
北海道で暮らし2人して就職しようと甘い考えで家出同然の駆け落ちではあったが結局捜索願が出ていて5日間のHOTEL暮らしの金も尽きてしまい敢え無く逮捕されて2人の親が迎えに来てまた夜行列車に乗り東京に逆戻りである。今では夜行寝台列車なんてあるのかは余り良く分からないが私の脳裏に焼き付いている2人してのキセルの寝台夜行列車の思い出が昨日の様に思えてならない走馬灯のように頭をく潜るのである。<div >了  tokyobowy 著 (中村昭次)